10月だと言うのに、台風が来たり、暑かったり、不安定な天候が続いていますが、今週末からぐっと涼しくなるようですね。
食べ物が美味しい季節だったり、運動しやすい季節だったり、読書を楽しめる季節だったり、趣味や娯楽にじっくり取り組める時期でもありますね。
私はもっぱら食欲の秋、料理です。
最近、お友達になったインドネシア人からインドネシアの代表的な発酵食品、テンペの作り方を習い、料理を通してインドネシアの文化や習慣を学ぶことが出来ました。
皆さんはどんな秋を過ごされていますか？
さて、今日は勉強に部活に英語に頑張る高校2年生Hina&Makoをインタビューしました。
現在、私(Miho)と一緒にTOEICクラスを受講しています。2人は去年の夏(2015年7月)に約1か月間、アメリカ、カリフォルニア州にあるLodi(ローダイ)という町でホームステイを体験。初めての海外経験で学んだこと、感じたこと、英語に対する思いなど聞いてみました。
Q1. ホームステイについて教えてください。
Hina & Mako: MNCC(南日本カルチャーセンター)という国際交流事業団体を通して、高校1年の夏にアメリカ、カリフォルニア州のローダイへ1か月間ホームステイしました。
Q2. そこでの経験や学んだこと、感じたことを教えて。
Hina: 言語が違っても、完璧な英語が話せなくても、聞き取ることが出来なくても、お互いを認め尊重し、理解することを学びました。この過程が大事で、これが出来たからこそ私にとって忘れられない思い出になったし、自分が成長できたと思う。挑戦する事は成長をもたらしてくれることに気が付きました。
Mako: コミュニケーションだけでなく、自立することも学びました。特に洗濯など家ではあまりしないので、自分で身の回りのことをやる大切さを学ぶことが出来ました。他には、自分から積極的に話しかけることは大事だなと思いました。私はなるべく日本の文化についての話題を話すことを心掛けました。
Q3. 英語は好きですか？なぜ？
Hina: 大好きです！英語を少しでも理解できることで、日本だけでなく世界を見渡すことが出来る喜びをホームステイ経験を通して知って、英単語１つでも多く知ることによってもっと世界が広がると思うから。
Mako: 大好きです。理由は日本という領域だけでなく、アメリカ、イギリスなど様々な国々と自分の世界が英語によって広がるからです。
Q4. どうして英語(TOEICクラス)を勉強しているの？クラスに関する感想など教えてください。
Hina: 学校では教えてくれない英単語や実用的な英語を奥深く学べるから。クラスはとても楽しくて、もっと英語を話すこと、学ぶ事の楽しさを知りました。先生が英語で話しかけてくれるので、自分のコミュニケーション力も上がる。
Mako: TOEICは英検とは違って世界共通のテストなので社会人になった時にとても役立つと思ったから。また高校のレベルの英語よりも、もう少しハイレベルな英語を身につけたかったから。クラスは質問しやすく、分かりやすく、先生が優しいので楽しいです！
(2人ともありがとう～、でも怒ると恐い先生だよ。笑)
ちなみにクラスではTOEICブリッジから段階を踏んでTOEICテストに出てくる全パートを学んでいます。学生にはあまり馴染みの無いTOEICならではの頻出単語なども頑張って覚えています。
Q5. では今後の夢を教えてください！英語を通じてどんな事を学びたい？
Hina: 英語も話せる保健師さんになりたいです。宮崎に暮らす外国の方に、もっと快適に住んでもらえるような街にしたい。とにかく、英語で人とコミュニケーションを取れる仕事がしたい。いつかはどデカく海外で働いてみたい！
Mako: ホームステイの時にボランティア活動に参加して、実際に人を助ける事の素晴らしさを知ったので、将来はまだ具体的に決まってはいないけれど、国際的な人を助ける仕事をしたいです。また、英語を通してもっと国際文化について学びたいです。日本の良さを英語で世界中に伝えられたら良いです！
今回、無邪気に真っ直ぐに答えてくれた2人に、私はとても感動しました。2人とも英語を通して、誰かのそして何かの役に立ちたいというビジョンを持っている事に感心します。2人にとってのホームステイ1か月間は、これからの人生に大きな影響を与えたのは事実だと思います。その熱い思いを抱えて、去年の秋、私達の教室にやって来てくれました。私の中では、ホームステイやホストファミリーが彼女たちに与えてくれた貴重な体験や様々な気持ちを、今度は私がバトンタッチした思いでいます。彼女たちがアメリカで抱いた思いを消すのではなく、一緒に盛り上げていくお手伝いが出来たら、こんな嬉しいことはありません。
よく今の若い子達は、、、という表現を聞きますが、そしてどちらかと言うとネガティブに使われがちですが、果たしてどうなんでしょうか。大学でも教えていて思いますが、今の子達は表現をあまり外に出さないだけで、個人的に話してみると実は色々考えていて、物事を冷静に観察しているなと感心することがあります。私が高校生の時は、ここまで自分の意見を持っていなかったなと思うのです。その日その日に流されて、もっとフワフワしていたように思います。HinaもMakoも一見はイマドキの元気な高校生。たまにおしゃべりが過ぎたり、やる気スイッチが入らない日があったり、そういう日もあります。けれど2人の根底に英語に対する愛情をきちんと感じ取る事が出来るし、だからこそ厳しい事も時には言います。その好きだという気持ちを、本当に自分の力に変えて、いつかどこかで発揮して欲しいと願うからこそです。
可能性を無限に秘めた2人を見ていると、私の方までワクワクしてきます。今から3年、5年、10年とどういった道を進んでいくのか本当に楽しみです。だからこそ今、精一杯応援させてくださいね。
