英語をイチからやり直ししたいけど、どうしたら良い?
皆さんとってもお久しぶりです、Mihoです!
2020年はコロナに振り回され翻弄されている一年ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?
気が付いたら10月も半ば過ぎ!
もう驚きを通り越して恐怖を感じます(笑)
さて、今日は高校生以上の人向けに、英語をもう一度やり直ししたいな~と思っている人へ向けて私なりの (あくまでも個人的な意見になります)勉強方法やアイディアを皆さんにシェア出来たらなと思います!
コロナで自宅にいる事が以前よりも多くなり、自由に旅行なども出来なくなり、英会話教室など習い事を今年こそは!と考えていた人もコロナで外出する事を不安に感じている人もいるかもしれないと思い、何かお手伝い出来る事はないかな~とずっと考えていました。
ビジネス上で考えればもちろん通っていただく事がベストなのですが(笑)、こういう今の状況だからこそ何かをお家で始められるきっかけになってくれれば良いと思うし、何より「英語を学びたい、やり直したいな」と思っている人に応援したい気持ちがどうしても勝ってしまいます(笑)
それと今現在、教室で英語を習っている生徒さん達にも自宅での英語学習のきっかけを作って欲しいと願ってこれを書いています。
正直な話し、週1度、1時間弱程度のレッスンだけでは会話も英語も飛躍的に上達するようにはなれないのが現実です。
逆にそれ以外の場所で普段からどれだけ意識的に英語に触れて、考える時間を持つかという事が上達へつながる道となり、そしてそれを実際に試してみる場所(アウトプットの場所)が英会話教室なんじゃないかと思います。
これは私自身も通ってきた道で、上達するためにはこの方法しかなかったかなとも思います。
それでは早速紹介していきます!
まず1冊目は学研教育出版の「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」
このテキストを監修された山田暢彦さんのテキストは解説がとてもシンプルで分かりやすいです。
中身で使用されているイラストも何だか可愛くてとても親しみが持てます(笑)
中学3年間で勉強する文法項目がこの1冊で学べるようになっています。
問題数的には決して多くはないのですが、シンプルな例文と簡潔な説明で頭を整理しやすい一冊になっていると思います。
きっと高校生や大人の方は「あ~そう言えばこんな事昔習ったなー!」と思い出しながら読み進めていけるのではないでしょうか。
見開き1ページづつ進んでいくので無理なく学習できるのと、自分の苦手分野がどこなのかも見つけやすいのではないかと思います。
本来、中学校3年間の文法を駆使すれば、相当な会話力が持てるはずなんです。
中学英語のテストが出来た人でさえも、大人になってからどれだけの人が正しく会話に使いこなせているでしょうか。
そこはまたアウトプット練習が必要になってくるのですが、英語学習初心者の方は英語の構造(文法)を整理してあげる事を始めてみるのが良いのではないかと思います。
2冊目は同じく学研教育出版の「高校英文法をひとつひとつわかりやすく」
私のプライベートレッスンのクラスでもずいぶんとお世話になっているテキストです。
とは言っても私は学研教育出版の回し者でもアフェリエイトでもありません(笑)
こちらは富岡恵さん著者で中学英語を監修された山田暢彦さん同様に解説がシンプルにまとめられています。
中学英語と同じイラストレーターさんがイラストを担当されていて、やはり生徒たちにも可愛いと好評でした。(笑)
テキストってレイアウトとか文字の大きさだとか見た目のイメージって何気に大切だと思います。
中学英語までは何とかなったのに高校英語になった途端、急に難しく感じてどんどん分からなくなっていったという経験はありませんでしたか?
私がまさにそうで、高校1年間であっという間に落ちこぼれてしまった暗い過去があります。
高校の授業は大学受験を見据えた教え方をするので、文法も語彙も長文も生徒の理解度関係なく進んでいく拷問のような授業だった記憶があります。(まぁ、私が英語の勉強をさぼっていたというのが大きな原因ではありますが。。。)
学生時代はすっかり文法が苦手な1人だったのですが、大人になってから学ぶと本当に新しい発見がいっぱいあって、当時理解出来なかったことが以外とストーンと腑に落ちたりするのがこれまた面白いなと思います。
実際にアメリカから日本に住まいを移してから、英会話教室の講師として初めて採用された時の私の課題は、「英語はほとんど理解出来るし分かるけれどそれを日本語でどう上手く解説したら良いか」という事でした。
問題の答えは分かるのに、その理由が理論的に生徒たちに説明出来るようになる必要があると感じ、自分にやり直し英語として中学~高校英文法の基礎を一気に見返してみた時に、英文法の魅力というかその時に改めて英文法の大切さや力を理解出来たように思います。今ではネイティブのブレットより英文法を理解している自信があります(笑)
このテキストも見開き1ページで1単元を終える形になっていて、一定のまとまり単元ごとに「入試レベルにチャレンジ」という入試過去問題のテストがあります。
正直、流石にこれ一冊で現役高校生や大学受験の対策は不十分ですが、高校生で文法の基礎を見失ってしまっている方や応用に行く前の一冊として、社会人でやり直しがしたい方に是非お勧めしたい一冊です。
中学生の早い段階で英検3級まで合格し、英検準2級以上に挑戦したいと考えている生徒たちにもこの1冊をおすすめします。
3冊目はアルク出版の「Q&A Diary 英語で3行日記」
最後におすすめする1冊はアルクの英語で3行日記というテキスト、というよりは日記帳です。
これが初めて出版されたのは確か3~4年前くらいだったと思うのですが、たまたま見つけてこれは面白いと手に取った書籍です。
10人いれば10通りの英語勉強方法が当然あると思いますが、私自身アメリカ留学する前に地味に続けていた勉強方法の1つが英語で日記をつける事でした。
その当時、他にも週1の英会話学校や横浜根岸にある米軍ベース内のお宅に週末レッスンをお願いしたりしていたのですが、それと同時に何気に始めた英語日記が自分には合っていたらしく、気が付いたらそれが日課になっていました。
特に誰かに添削してもらうとかはしていなかったのですが、ただし自分にルールを決め、そのルールというのは何となく勘で文章を書くのではなく、必ず辞書を使う事、そして辞書に載っている例文や表現を出来るだけ参考にして形を真似てみるという事でした。けれど毎日必ず書かなくちゃダメ!などのルールには囚われず、書きたくなったら好きな事を書く、のスタンスで気楽にゆる~く続けていました。
そんな事を続けていたある日、英会話学校で定着度テストみたいなものを受けたのですが、一気にテストの点がグンと上がり担当講師から驚かれました。確かに1年前に同じテストを受けた時よりもはるかに内容を理解しながら問題が解けた自覚はありました。
辞書を読むような感覚でじっくり使い、辞書に載っている表現を真似ごとしているうち、知らず知らずのうちに語彙や表現の引き出しの幅が増えていたんだと思います。
当時はこのようなテキストは皆無だったので、数年前にこのテキストを本屋さんで見つけた時にあの頃の懐かしい記憶がよみがえりました。
何よりこのテキストの良いところは、自分で書く内容を決めなくても良い事!
何気に日記は毎回書くテーマに困ったりするんですよね。それか内容がマンネリになってしまうとか。
このテキストは1日1つのQuestionがあるので、書いてある質問に答えていく形式になっています。ですから365日分+次へ向けての1日という意味を込めているのでしょうか、全部で366の質問があります。
初心者さんには英語日記なんてハードルが高すぎる!と心配する方もいらっしゃるかもしれませんがご心配なく。
このテキストにはサンプル日記が質問と一緒に紹介されているので最初はそれをただ書き写すところから始めても良いんです。
その他にも使えそうな単語リストとかもあって、少し慣れてきたら元の例文の単語を入れ替えたりする事も出来ます。
そして英語で文章を書く事自体に慣れてきたら形式にとらわれず自由英作文をしてみる。。。と段階を踏んで学べるようになっているのが素晴らしいと思います。
何より自分の手書きの英文が増えていくのを見る事が出来るのは、これだけやれた!と自信につながる1冊になるのではないかなと思います。
実は私の中学文法クラスでは、前述の「中学英語をもう1度ひとつひとつわかりやすく」とこの英作文のテキストを使用しています。
2人はまだ中学1年生なのですが、小学6年生で英検3級を既に取得したので、今はクラスで中学文法を早いペースでこなしながら、この3行日記を毎週の宿題として出しています。
日本の英語教育の課題として感じるのは、時代は変わってきたとは言えまだまだ学校で学ぶ英語はどうしても読解、文法、そして暗記に偏りがちで、会話につながるようなライティングやスピーキングなどのアウトプット練習が不十分になりがちです。
2人は英検準2級にもやる気があるので、その準備のためというのもありますが、何より一番は「自分の意見や考えを英語でまとめる」という作業を早い段階から慣れさせたいという思いがあります。
ライティングやスピーキングは練習無しでいきなり出来るようにはなかなかならない事、日頃からの訓練(慣れ)が必要になる事、習得するのに時間がかかる事等あるので、表現する事の楽しさを覚えてもらうくらいの軽い気持ちで英作文の課題を出しています。
書き方や英文法の間違い、語彙の選択などは追々ついてくるものと考え、添削もそこまで厳しくはせず、今はいかに自分のアイディアを文章にまとめる事が出来るかを重点的に見ています。毎回、本の中から私が適当に選んだ5~6問の質問をホワイトボードに書き出し、生徒たちに好きなお題をそれぞれ1つ選ばせています。
正直、英検準2級に出題される英作文よりも難しいお題もあります!
しかしどんなタイプの質問でも今では50~60字程度にまとめられるようになりました。
そして中学1年生が辞書を使いながら毎回こちらがあっと驚いたり感心するような文章を書いてきたりするんです。
そうやって早い段階から英語の表現の引き出しを少しずつ増やしていって欲しいなと思います。
やはり最終的には英語は言語だという事。
自分の意見や考えが日本語で言えなければ、当然英語でいきなり出てくる事はあり得ません。
ですから様々な質問や問題に対して自分で考えて意見を述べるという行動自体が日頃からとっても大切な脳のトレーニングなんだと思います。
いかがでしたでしょうか。
色々書き始めたらお伝えしたいことが沢山出てきてしまい、ものすごい長文になってしまいました💦
どれか1冊でも気になったものがあれば、まずはその1冊を最後まで根気よく仕上げてみてください。
あれもこれもと一気に手を出すのは禁物です。
無理せず、気負いせず、焦らず、ゆったりした気持ちで取り組んでみてくださいね。
英語の上達の鍵はただ一つ、「継続」です。
そして物事が継続できる環境はただ一つ、「楽しむこと」です!
本当はオンラインを使った自己学習のアイディアについても書きたかったのですが、こちらはデジタル編としてまた別でお伝えする事にします!
「大人のやり直し英語(デジタル編)」はこちら
皆さんの毎日の英語学習が少しでも楽しいものになりますように。
Golden Gate English School
Miho
追伸:私も一生英語勉強を楽しみます!
1 thought on “大人のやり直し英語(テキスト編)”
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